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标题:
スーパーダッシュ文庫2011年10月の新刊(10月25日発売)
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作者:
454356
时间:
2011/10/21 13:25
标题:
スーパーダッシュ文庫2011年10月の新刊(10月25日発売)
くずばこに箒星
石原 宙 イラスト/月神るな
定価600円(税込)
第10回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞作!!
“くず”が輝くとき、願いはかなう。
廃墟の遊園地を流用してつくられた不思議な高校、了星学園。グレードチェア制度という特殊な序列システムの上、首席を目指す2ndチェア福山英知は、〝学園の屑〟おそうじ部へ潜入調査をすることになる。彼女らが隠れて探すものの正体を探るためだ。水川小花ら、厄介者揃いのおそうじ部員に翻弄されつつ、変人揃いの上位席者〝チェア・オブ・シックス〟の策謀も振りかかり、英知は下位席へ転落寸前。そんな中、遊園地復活を期する記念祭を迎え、おそうじ部の意外な探しものが発覚する。それは自分の過去に埋もれる英知に関わるもので…!? 青春おそうじスペクタクル!
部室に到着すると、越前なつきがすでに準備を整え、ソファに腰かけていた。
彼女は英知を見るなり引き攣った笑顔を浮かべ、何とか声をかけようと試みる。
「い、いらっ……いらっしゃ……」
しどろもどろでなかなか言葉にならない。しかしついに意を決し、
「おとといいらっしゃい! 福山くん」
結局挑発的な挨拶をした。惜しかった。頭の四文字さえなければ上等だったのに。わざわざ「おととい」が滑り込んできたせいで、喧嘩上等に早変わりだ。
ちらりと鳥かごを見ると中身は空で、どうやらオキナはお出かけ中らしい。
「福山くんはここのロッカーを使ってね」
と、小花が英知の制服の袖を引き、案内してくれた。丁度四つしかないロッカーの左から二番目が英知のものらしかった。小花はその右隣のロッカーに自分の荷物を置くと、中のハンガーにかかっていたエプロンを鼻唄混じりに引き出した。
部屋の隅の、おそらく粗大ゴミを拾ってきたらしい傾いた姿見を見ながら、ご機嫌な様子でそれをつける。腰を紐で縛るタイプだった。アイボリー地に小さな苺柄がいくつもプリントされていて、胸や裾にフリルがついた可愛らしいデザインだ。
掃除人というより、キッチンに立つ若奥様といった感じ。
よく見ればなつきもすでにエプロンをつけていた。白とオレンジのチェック地で、Ⅴネックのワンピースタイプ。こちらも明るくて可愛らしい。
嘘つき天使は死にました!
葉巡明治 イラスト/しらび
定価600円(税込)
第10回スーパーダッシュ小説新人賞特別賞受賞作!!
ひと夏に襲いかかる出会いと別れの物語…。
熊を素手で倒せるらしい小説家志望のネガティブな青年、中羽織 夏彦(なかばおり なつひこ)。
ある日、道を行く夏彦の前に、一人の可愛らしい女の子天使がすごい速度で降ってきた。天使は夏彦に用があるらしく、どれだけ夏彦が彼女を拒絶しようとも、絡んでくるのをやめようとしない。そこでついに根負けした夏彦は、「何故俺につきまとうのか」という内容の質問を、彼女に送りつけた。
「キミは死にますよ」
そんな回答だった。彼女の話によると、夏彦は近々死ぬ運命にあるらしい。そこで天使である彼女は、使命感をもってして、夏彦をその『死の運命』から救助したい、というのだった。第10回スーパーダッシュ小説新人賞特別賞を史上最年少(18歳)で受賞した俊英のデビュー作!!
彼女は、大きな丸い瞳で、俺を見つめてきていた。
背中まで伸びた白金色の髪が、風に揺れていて、綺麗だった。日本人的な顔立ちなのに、空まで透けそうな青い瞳。俺よりも若干だけ年下とおぼしき顔つきは、人をコロリと転がせてしまいそうなほどの可愛らしさが固まりきっていた。体つきは幼い。俺の方が幾分か背は高いようで、彼女は正面から俺を見つめることにおいて、必然と上目遣いになっていた。
「照れちゃいますね。可愛いですか? 私」
嬉しそうな顔をして、なんて事を尋ねてきやがる。
彼女が首をかしげるたび、金糸みたいな髪が、可愛らしく揺れていた。
丈が短いワンピース。服というより、召し物と言ったほうが良さそうな、清潔な格好だ。ふわひらとした薄い生地が幾重に重なったような、小さいドレスとも言えそうな仕立てである。
「……一体、何だってんだよ」
ニーナとうさぎと魔法の戦車 4
兎月竜之介 イラスト/BUNBUN
定価650円(税込)
クーがラビッツを離れる!? 素直になれないエルザは…?
私立戦車隊・ラビッツの動力手・クーに届いた一通の手紙。
それはあこがれの先輩・エミリアからの国立学園への復学の誘いだった…!
願ってもない知らせに素直に喜びを表すクー。
しかし、復学するためには、当然ラビッツから離れなければならない…。
一方、学園の新入生歓迎祭に招かれたラビッツ一行だったが、エルザはエミリアの貴族としての矜恃に打ちのめされることに。
さらにクーのエミリアへの強い好意を見せつけられたエルザは、クーにひどい言葉を投げつけてしまう!?
第9回SD小説新人賞大賞シリーズ、第4弾!!
「ちょっと、ドロシーさん、押しすぎですよ!」
「サクラが後ろから押してくるんだって、」
「いやだって、ドアに張り付かないと声が聞こえないですから――」
ドアが重さに耐えきれず、いい大人が三人も固まって部屋に雪崩れ込んできた。一度は布団に潜ったのだが、どうしても気になって眠れずに……という感じだろうか。三人とも寝間着を着込み、サクラに至っては肩に毛布を羽織っていた。
取り繕うようにキキがハンサムな笑顔を向ける。
「よく決意をしてくれた、エルザ」
「……下敷きになってる人に言われてもアレな感じだけど、ありがとう」
今度は一番上で被害の少ないサクラが微笑む。
「やっと素直になってくれましたね!」
「べ、べつにサクラに対しては気を許した訳じゃないわよ!?」
そして、真ん中のドロシーは静かな声で尋ねかけた。
「明日にでも行く?」
「ええ……」
エルザは首を縦に振る。
テンプテーション・クラウン 3
雪野 静 イラスト/ゆーげん
定価600円(税込)
「好きです。貴女が」
告げられた言葉が、世界を変える…!
選定者。それはこの世界に墜ちた神や悪魔をその身に宿し、力を行使する者。
望まざる“魅惑”の力を得てしまった高校生・アキトは“英雄”ルヴィ、“叡智”彩姫、“破滅”ラースの三人の『王冠』の美少女に想いを寄せられていたが、彼の想い人は他にいた。
草薙萌恵。
ずっと片想いを続けてきた彼女に、気持ちを伝えることを決心したアキトに、ルヴィや彩姫は複雑な気持ちで…?
『王冠』ルクツァーの誘いでキャンプに訪れたアキトたち一行を、予期せぬ事態が襲う。
『王冠』の少女たちと引き離されてしまったアキトに迫る強大な力に、魔王と呼ばれた少女が一人で立ち向かう…!
荘厳なる恋と戦いの物語第三幕もあなたを誘惑する。
「シュウマイね。結構大きいな」
箸で二つに分け、「あーん」と開かれている彼女の小さな口に運ぶ。
……なんというか、妙に気恥ずかしい行為だとそこで実感する。
「美味しいです。アキトさんは人の口に食べ物を運ぶのが上手いですね」
「あ、えっと、そんな風に褒められたのは初めてかも」
「ふふ、次はウインナーをお願いします」
「う、うん」
タコのカタチに切られたウインナーを箸で摑んで、再びラースの口の中に慎重に運んで――そこに、ドアが開かれる音が鳴った。
萌恵である。
昨日、ある意味完全な蚊帳の外に置かれていた彼女は、ラースの怪我の状態もよくわかってもいなかったのだが、色々と悩んだ末にここにやってきたのだ。そして少し緊張していたこともあって、ノックをするのを忘れた。
「ラースさん、怪我したって聞いて、大丈――」
二人の親密にしか見えないシーンを前に言葉が途切れる。
アキトもまったく予想していなかった事態に間の抜けた表情で萌恵を見た。ラースは密かにくすくすと笑っていた。
オワ・ランデ! 4 はるかなエンのムスビ方
神秋昌史 イラスト/イチリ
定価630円(税込)
すべてのエロは、愛に通ず。
天才高校生の召喚ラプソディ、クライマックス!
オズがロセリーを再召喚してから、早一ヶ月。二人はすっかり恋人気分だが、まだ肝心のエッチができずにいた。そんな中、ついに最後のサキュバス貴族【城主】リスキスが現実世界に召喚されてしまう。
しかもそこには直純の実家、佐品家の思惑が複雑に絡んでいた。ロセリーはリスキスとの会談を決意し、オズに別れを告げて佐品家へと向かう。だがオズもまた、積年の怨敵・佐品汰二郎を討ち果たすべく動きだした――リスキスによって制御不能な『城』と化した佐品家で、それぞれの激闘が今幕を開ける!
第9回SD小説新人賞大賞受賞シリーズ、最高潮!
「そうだねー、かわいい服。でもロセリーが着たらもっとかわいいだろ?」
「やだもうバカ、そんなわざとらしくほめたって、うふふふふ。えいっ」
頬をつつかれた黒髪の少年が、でれでれと顔全体をゆるませる。その隣ではしゃぐ銀髪の驚異的な美女も、どことなく赤みの目立つ笑顔だ。
カタカタと何かが鳴っている。彼らと自分を分かつテーブル、その上に乗った砂糖の瓶か。
「でゅふふ、またやったなー? もー、最近すーぐほっぺたつついてくんだぜ。どう思う?」
「……知るか……。ちゅーか、ワレ――」
お待たせしました、という店員の声に台詞を遮られる。
反射的に貧乏揺すりを止め、静かになったテーブルの上に人数分の皿が並べられた。ほー、と両目をキラキラさせる美女が、見栄えに輪をかけてかわいらしい。
「これですか? これがモンブランですか? うわあー……!」
「よかったねー。おいしそうだねー」
「はいです! とってもです! ですがなぜ、オズさんがフォークを……?」
「どふふふふ。はぁいロセリー、アーン」
ズズッ、と思いきり吸ったストローの先が、アイスコーヒーを見失って派手な音を立てる。
隣のテーブルで身なりのいい婦人が眉をひそめているものの、目の前でケーキを食べさせーの食べさせられーのしている二人はまるで無反応だった。意味がない。まったく意味がない。
「んっ……んー! あまー!」
「おいしい? 好き? 俺とどっちがおいしい?」
「おいしーです! 好きです! いや申し訳ないですけどおいしいのはモンブランですが、でも好きなのは、えと、えへへへ――」
とわいすあっぷっ! 3
阿羅本景 イラスト/蔓木鋼音
定価600円(税込)
悟に残念美人の〈守姫〉いつきの魔の手が迫る!
亡命魔王・アリスから世界の真実を聞かされたのも束の間、悟は西の〈守姫〉である彩葉いつきにさらわれてしまう。なんと誘拐の目的は悟を弄んだ上で、四天王の魂を取り出し涼子の父である“暴力勇者”呉羽を復活させるという迷惑千万なものであった! そして悟を見張る部下の〈守人〉八鹿小萩は涼子に対しての憎悪を燃やしており、悟を困惑させる。悟は無事にいつきの元を脱出できるのか!? 涼子とアリスは嫁と愛人の面目を保つことが果たして出来るのか――!
「呉羽様ぁ、いつかあなたに抱かれる日を夢見て参りましたのに――切ないですわ、こうして独りで閨を守るのは、はぁ……あああんっ!」
だが彼女の想いは彼の心に届く事なく、呉羽は異界で魔王と相打ちとなり、消えた。
その絶望にいっそ高千穂の渓谷に身を投げるか、とまで思い詰めたいつきであったが、恋は彼女を諦めさせなかった。彼女の守姫としての力と、状況が彼女に秘策とも思える恋愛成就のやり方を見いだしたのであった。 鍵となる四天王の魂を貯め込んだ、東の守姫の息子はもう捕らえてある。
後は彼の中から魂を取り出すための神霊手を練り上げるだけであった。彼女の目的のためには四天王のすべてを全うして取り出し、呉羽に捧げなくてはならない。
神霊下ろしと同時にそれを行うのは難行であり、奥の間に篭もったいつきは面会謝絶となり、ひたすらに黙想と勤行を繰り返し力を高めていたのだが。
力が着実に高まっている――その確信は彼女の中に耐え難い恋の高揚を生んで、こうして独りで夜に横たわっている彼女を熱く、蝕む。
「くれはさまぁ……は、だめぇ、ここで我が身を汚しては私の努力が無駄になりますのに、はぁ……あ、うんぅ!」
夜着の裾を悩ましく乱して伸びる、堅く膝をとじ合わせた白い太股に震える手が伸び――たところで。
作者:
JoyJ
时间:
2011/10/21 18:42
嘘つき天使は死にました!
貌似这个可以期待一下,其他的看了看没太大兴趣……
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